ソンガンホの映画実話がもとの作品を紹介!パラサイトも実話なの?

この記事では、ソンガンホ出演の映画で実話がもとの作品の紹介とパラサイトは実話なのかどうか紹介していきます。

 

ソンガンホさんは、第92回アカデミー賞最多4部門受賞の快挙を成し遂げた映画『パラサイト 半地下の家族』の主演を務めるなど、世界中から注目される韓国出身の俳優です。

 

1991年に俳優としてデビューしたソンガンホさんは、日本でも大ヒットを記録した映画『シュリ』や『タクシー運転手』など話題作に出演しており、主演はもちろん脇役でも存在感の演技を見せています。

 

今回は、そんな多くの作品で存在感のある演技を見せてきた名俳優ソンガンホさんが出演する映画で、実話が元になっている作品を3つ紹介していきます。

 

また、アジア映画として初のアカデミー賞受賞という快挙となった「パラサイト半地下の家族」が実話なのかについても調査していきたいと思います!

 

それでは、実話が元となったソンガンホさんの出演作を知りたい方はお見逃しなく!

ソンガンホ映画実話がもとの作品その1『タクシー運転手』


まずはじめに紹介するのは、2018年4月に公開されたヒューマン映画『タクシー運転手約束は海を超えて』です。

 

『タクシー運転手約束は海を超えて』は、1980年5月に起こり、多数の死傷者を出し現在でも全貌が明らかになっていない「光州事件」を取材したドイツ人記者とその彼をタクシーに乗せた勇敢な運転手の実在した2人をモチーフにされています。

 

ソンガンホさんが主演を務め、ドイツ人記者をドイツのベテラン俳優トーマス・クレッチマンが演じました。

 

他にも若手実力派俳優リュ・ジュンヨルや映画「ラッキー」のユ・ヘジンなど豪華なキャストが集結しています!

 

また、第38回青龍映画賞や第26回釜日映画賞などの多数の賞を受賞したと共に、韓国での動員数は1200万人を突破するなど、多くの方に愛されている映画です。

『タクシー運転手〜約束は海を超えて〜』のあらすじ

 

ソウルでタクシー運転手をしているマンソプは娘と二人暮らしをしており、家賃を滞納しているなど決して豊かでない生活をしていました。

 

そんな中、「通行禁止時間までに光州ついたら大金を支払う」という言葉に飛びつき、ドイツ人記者ピーターを乗車させます。

 

大切な一人娘のために、なんとしても高額な報酬を受け取りたいマンソプは機転を効かせながら、ギリギリの時間に光州市に到着します。

 

到着した光州の異様な光景を見て、それまでご機嫌だったマンソプも異変を感じはじめ、「危険だからソウルに戻ろう」といいますが、ピーターは聞く耳を持ちません。

 

そして、光州で出会った英語が話せる大学生ジェシクとファン運転手の力を借りながら撮影を初めていくのでした。

『タクシー運転手〜約束は海を超えて〜』の口コミ

素朴でどこにでもいそうなシングルファザーを演じたソンガンホさんのリアルな演技力が評価されていますね!

 

扱われているテーマは、とても重く衝撃的なものですが、このソンガンホさんの絶妙に力の抜けたキャラでバランスが取れているように思います。

 

ソンガンホ映画実話がもとの作品その2『殺人の追憶』

 

2作品目は、2003年に公開された衝撃サスペンス映画『殺人の追憶』です。

 

「パラサイト半地下の家族」でもソンガンホさんとタッグを組んだポンジュノ監督の作品で、実際におきた未解決連続殺人事件をテーマにしています。

 

1986年から1991年にかけて京畿道華城郡(ファソン)で起こった10名の女性が性的暴行の末に殺害された”韓国史上最悪の未解決事件「華城連続殺人」”をモチーフにしています。

 

すでに控訴時効が成立した後の2019年に「華城連続殺人」の犯人が判明し自白したことで、再び注目を集めています。

 

『殺人の追憶』のあらすじ

1980年10月23日、韓国のソウル近郊の農村で若い女性の変死体が発見されます。

 

地元の刑事パク・トゥマンは、捜査を進めますが田舎町でおきた残忍な事件に多くの野次馬が集まり現場が荒らされてしまい、なかなか犯人に繋がる証拠が見つかりません。

 

そんな中第2の事件、第3の事件と同じ手口の強姦殺人事件が相次いで起こったことで、連続殺人として特別捜査本部が設置されます。

 

トゥマンはソウル市警から派遣されたソ・テユンと一緒に対立しながらも、捜査を進めていき・・・。

 

『殺人の追憶』の感想口コミ


怖くて眠れないという口コミもある通り、重苦しく犯人が誰なのわからない緊張感と圧迫感があり、怖いと感じる方も少なくないようです。

 

これが実際に起こった事件だと考えるとより恐ろしくなりますね・・・。

 

日本の俳優でもこの映画を評価されている方が多く、佐藤工さんがテレビ番組で「殺人の追憶」の衝撃的なラストを絶賛していたこともありました。

ソンガンホ映画実話がもとの作品その3『弁護人』

 

最後に紹介する作品は、2016年に公開された社会派ヒューマン映画『弁護人』です。

 

実在する廬武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が青年弁護士をしていた1978年から87年ごろまでの釜山を舞台に、弁護を担当した重大冤罪事件「プリム事件」をモチーフにしています。

 

ノ・ムヒョン元大統領をソンガンホさんが、冤罪で不当逮捕された青年ジヌをイム・シワンが演じ話題を呼びました。

 

『弁護人』のあらすじ

1980年代初頭の軍事政権下の韓国で、税務弁護士として働いていたソン・ウソク。

若い頃の行きつけのお店だったクッパ店の息子ジヌが国家保安法違反容疑で逮捕されたことを知り、拘置所へ面会へと向かいます。

しかし、面会したジヌの姿にショックを受け、ジヌの無実を証明するために事件の弁護を引き受けるのですが・・・。

『弁護人』の感想口コミ

 

またまた、重いテーマを扱ったシリアスな作品で緊張感のありますが、ストーリーの初めはコメディタッチだったりとバランスがよく、ソンガンホさんの名演技をたっぷりと堪能できます。

 

他の出演者たちの真に迫る演技も素晴らしく、法廷シーンは手に汗握るハラハラ感で見応えがあるようです。

 

『パラサイト半地下の家族』も実話なの?

さて、ソンガンホさん主演で第92回アカデミー賞で作品賞など最多の4部問を受賞した映画「パラサイト半地下の家族」は実話を元に作られているのでしょうか?

 

結論からいうと「パラサイト半地下の家族」は、フィクションです。

 

しかし、韓国の貧富の格差をテーマにしており、多くの韓国人が半地下に住んでいるという面ではリアリティある作品でしょう。

 

ポン・ジュノ監督が「ネタバレ禁止のお願い」をしているので、あらすじなどの情報は伏せておきますね!

まとめ

ソンガンホさんの出演映画で実話を元にした3作品について紹介していきました。

 

実話をモチーフにしているだけあり、重苦しく明るい話ではありませんが、どの作品を社会的テーマ性が高く見応えたっぷりです。

 

ぜひ、まだ視聴されていない作品があればチェックして見てくださいね。