この記事では、ソンガンホ出演の映画で実話がもとの作品の紹介とパラサイトは実話なのかどうか紹介していきます。
ソンガンホさんは、第92回アカデミー賞最多4部門受賞の快挙を成し遂げた映画『パラサイト 半地下の家族』の主演を務めるなど、世界中から注目される韓国出身の俳優です。
1991年に俳優としてデビューしたソンガンホさんは、日本でも大ヒットを記録した映画『シュリ』や『タクシー運転手』など話題作に出演しており、主演はもちろん脇役でも存在感の演技を見せています。
今回は、そんな多くの作品で存在感のある演技を見せてきた名俳優ソンガンホさんが出演する映画で、実話が元になっている作品を3つ紹介していきます。
また、アジア映画として初のアカデミー賞受賞という快挙となった「パラサイト半地下の家族」が実話なのかについても調査していきたいと思います!
それでは、実話が元となったソンガンホさんの出演作を知りたい方はお見逃しなく!
ソンガンホ映画実話がもとの作品その1『タクシー運転手』
『タクシー運転手 約束は海を超えて』のソン・ガンホもやっぱいいなあ。この表情の幅の広さよ。 pic.twitter.com/3SwJynH3ev
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) February 10, 2020
まずはじめに紹介するのは、2018年4月に公開されたヒューマン映画『タクシー運転手約束は海を超えて』です。
『タクシー運転手約束は海を超えて』は、1980年5月に起こり、多数の死傷者を出し現在でも全貌が明らかになっていない「光州事件」を取材したドイツ人記者とその彼をタクシーに乗せた勇敢な運転手の実在した2人をモチーフにされています。
ソンガンホさんが主演を務め、ドイツ人記者をドイツのベテラン俳優トーマス・クレッチマンが演じました。
他にも若手実力派俳優リュ・ジュンヨルや映画「ラッキー」のユ・ヘジンなど豪華なキャストが集結しています!
また、第38回青龍映画賞や第26回釜日映画賞などの多数の賞を受賞したと共に、韓国での動員数は1200万人を突破するなど、多くの方に愛されている映画です。
『タクシー運転手〜約束は海を超えて〜』のあらすじ
今夜ムービープラス(C122)で「光州事件」を扱った映画。「タクシー運転手(約束は海を超えて)」をやるんだよね。 pic.twitter.com/7MbhJTtfsf
— Y家の母妻(ゆるゆると田舎暮らし) (@yhahatuma) January 18, 2020
ソウルでタクシー運転手をしているマンソプは娘と二人暮らしをしており、家賃を滞納しているなど決して豊かでない生活をしていました。
そんな中、「通行禁止時間までに光州ついたら大金を支払う」という言葉に飛びつき、ドイツ人記者ピーターを乗車させます。
大切な一人娘のために、なんとしても高額な報酬を受け取りたいマンソプは機転を効かせながら、ギリギリの時間に光州市に到着します。
到着した光州の異様な光景を見て、それまでご機嫌だったマンソプも異変を感じはじめ、「危険だからソウルに戻ろう」といいますが、ピーターは聞く耳を持ちません。
そして、光州で出会った英語が話せる大学生ジェシクとファン運転手の力を借りながら撮影を初めていくのでした。
『タクシー運転手〜約束は海を超えて〜』の口コミ
415「タクシー運転手 約束は海を超えて」鑑賞。
ソン・ガンホの演技好きだなぁ🎵
ちょっとダメな感じと言うか、軽い男の役を演じさせたらほんと最高❗️ただ、題材は韓国の歴史に色濃く残る悲劇、光州事件。
マンソプの軽さと、事件の重み。
絶妙な演出によってエンターテイメントな作品だった。 pic.twitter.com/7ouX1yzhES— Nissy (@nissy_uk) March 25, 2020
『タクシー運転手 約束は海を超えて』みたよ。
内容全く知らずだったので驚いた…
ソンガンホはやはり凄い役者さんだな。
途中、唇がわなわなしてるところとかとても演技とは思えず…
現実を目の当たりにして心情がどんどん変化していく姿はすごくリアルだった。 pic.twitter.com/RRRr712YP3— マユ坊3歳 (@mayumaximum) February 18, 2020
タクシー運転手 約束は海を超えて
1980年、ドイツ人記者を乗せて光州へ走るタクシー運転手が、新聞やテレビで報道されない光州を目の当たりにする。
軍に立ち向かい民主主義を得ようとする民衆の”人間味”が、より強く痛みを感じさせる。
運転手がどこにでもいそうな娘思いのおじさんなところ良かった… pic.twitter.com/rJuW2yQZJn— よる (@for_moonchild) September 16, 2019
1980年に起きた光州事件を世界に伝えようとするドイツ人記者と、彼を光州まで運んだ韓国人タクシー運転手の実話に基づいた作品。
同じ国民同士なのに何故傷つけ合い争わなければいけないのか……
衝撃映像もあり考えさせられる作品でした。 pic.twitter.com/16FnbbzAYH— YuRi (@mkimed89) June 30, 2019
素朴でどこにでもいそうなシングルファザーを演じたソンガンホさんのリアルな演技力が評価されていますね!
扱われているテーマは、とても重く衝撃的なものですが、このソンガンホさんの絶妙に力の抜けたキャラでバランスが取れているように思います。
ソンガンホ映画実話がもとの作品その2『殺人の追憶』
パラサイトまだ見てないんだけど#殺人の追憶 見ました。
実際にあった連続殺人事件をモチーフにしてる…というけど相変わらず韓国映画を見ると警察、軍、国家への不信感募る…この作品はそんな中にも末端の刑事たちのヒューニズムも描かれていてよかった。#ポンジュノ監督
知ってる俳優さん多数😌 pic.twitter.com/qQxflq6SwI— かおりん (@soohyukaoo1) April 3, 2020
2作品目は、2003年に公開された衝撃サスペンス映画『殺人の追憶』です。
「パラサイト半地下の家族」でもソンガンホさんとタッグを組んだポンジュノ監督の作品で、実際におきた未解決連続殺人事件をテーマにしています。
1986年から1991年にかけて京畿道華城郡(ファソン)で起こった10名の女性が性的暴行の末に殺害された”韓国史上最悪の未解決事件「華城連続殺人」”をモチーフにしています。
すでに控訴時効が成立した後の2019年に「華城連続殺人」の犯人が判明し自白したことで、再び注目を集めています。
『殺人の追憶』のあらすじ
Blu-ray盤「殺人の追憶」購入。
今月末にフォーラム八戸で上映しますが、どうしても欲しくて😅
「パラサイト」はオスカーを獲るほどの大傑作だと思いますが、個人的にはこちらの方が好きです。
これは平成の30年間のベスト10に必ず入る超傑作です🎬 pic.twitter.com/7zmDXSTOhZ— ルイージ@ラビッツ65 (@LUIGI_RABBITS65) April 1, 2020
1980年10月23日、韓国のソウル近郊の農村で若い女性の変死体が発見されます。
地元の刑事パク・トゥマンは、捜査を進めますが田舎町でおきた残忍な事件に多くの野次馬が集まり現場が荒らされてしまい、なかなか犯人に繋がる証拠が見つかりません。
そんな中第2の事件、第3の事件と同じ手口の強姦殺人事件が相次いで起こったことで、連続殺人として特別捜査本部が設置されます。
トゥマンはソウル市警から派遣されたソ・テユンと一緒に対立しながらも、捜査を進めていき・・・。
『殺人の追憶』の感想口コミ
映画『殺人の追憶』★★★★4.2点。 やはり上手いわ。ポン・ジュノ監督。
映画にとって何が重要かを古今東西の名作を見まくって吸収したんだろう。それに加… https://t.co/H03I1u7aw3 #Filmarks #映画— JTK (@JTK_57) April 2, 2020
あとは『殺人の追憶』も泥臭くて良かったなぁ。重たくてジリジリくるし肩透かしばっかりなのが歯痒いけど。あと画面めっちゃ暗いよく見えない笑
— かのこ (@kanocoanko) April 2, 2020
殺人の追憶おもしろすぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
— haruno (@haruno_sc) April 2, 2020
気分で殺人の追憶見てたんだけど、怖くて寝れない
— こーすけ🐟🐠🌞☀️固ツイ見てね (@9QgeteTz0MV8J57) March 31, 2020
怖くて眠れないという口コミもある通り、重苦しく犯人が誰なのわからない緊張感と圧迫感があり、怖いと感じる方も少なくないようです。
これが実際に起こった事件だと考えるとより恐ろしくなりますね・・・。
日本の俳優でもこの映画を評価されている方が多く、佐藤工さんがテレビ番組で「殺人の追憶」の衝撃的なラストを絶賛していたこともありました。
ソンガンホ映画実話がもとの作品その3『弁護人』
2月16,17日と神戸アートビレッジセンターにて韓国映画『弁護人』上映。故盧武鉉大統領が担当した釜山の釜林事件を題材としている。80年光州事件で軍部、81年ソウルの学林事件に続き釜山では警察による民主化弾圧。盧武鉉役のソンガンホの法廷での演技は秀逸。30数年前の話が今も世界で生きている。 pic.twitter.com/OY3puzjkHt
— suwon (@suwon52329002) January 31, 2018
最後に紹介する作品は、2016年に公開された社会派ヒューマン映画『弁護人』です。
実在する廬武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が青年弁護士をしていた1978年から87年ごろまでの釜山を舞台に、弁護を担当した重大冤罪事件「プリム事件」をモチーフにしています。
ノ・ムヒョン元大統領をソンガンホさんが、冤罪で不当逮捕された青年ジヌをイム・シワンが演じ話題を呼びました。
『弁護人』のあらすじ
【弁護人】知らなかった…盧武鉉元大統領の若かりし頃をモデルにしたものとは。この頃(1980年代)にこんな思想統制、アカ狩りをやっていた事実に驚き、どれだけの冤罪が作り出されたのかと。前半はソンガンホの魅力満載で、後半のヒューマンさとの対比も好き。人は人をもって変わることができる。 pic.twitter.com/oS81yDgsVn
— siorinn(汐鈴) (@siorinnstory) January 3, 2017
1980年代初頭の軍事政権下の韓国で、税務弁護士として働いていたソン・ウソク。
若い頃の行きつけのお店だったクッパ店の息子ジヌが国家保安法違反容疑で逮捕されたことを知り、拘置所へ面会へと向かいます。
しかし、面会したジヌの姿にショックを受け、ジヌの無実を証明するために事件の弁護を引き受けるのですが・・・。
『弁護人』の感想口コミ
さっきまで風呂でソンガンホ兄貴主演の弁護人って映画を観てたんですけど、その中で主人公が「デモで世間が変えられるか!岩にいくら卵を投げても割れる訳がないだろう。」
って言う台詞が有ってね。
それに大学生が「岩はもう死んでるけれど卵は鳥になって岩を乗り越えます。」って答えるんだ。— 미 현(みひょん)🐾猫の勢力🥚 (@miyomi34) May 22, 2017
弁護人見てきたけど、ソンガンホの良さをまるっと堪能できる良い映画でした!( ´ ▽ ` )そしてミセン好きにはうぉぉ!という配役で( ´ ▽ ` ) pic.twitter.com/P1Bwlu60Wz
— 수미레 (@sumirexo1118) December 2, 2016
映画「弁護人」
ソンガンホさんの作品にハズレなし✨見応えありました👍🏻
なんとまたシワン君出てたけど…ファンはかわいそうで観てられないかもなシーンよく頑張りました😭😭😭シワン君のオンマがキムヨンエさん😭
イソンミンさんもポイントでいい味出してた👍🏻👍🏻👍🏻 pic.twitter.com/F2RUiKfBhv— ゆーみん (@dorami_36) May 7, 2017
またまた、重いテーマを扱ったシリアスな作品で緊張感のありますが、ストーリーの初めはコメディタッチだったりとバランスがよく、ソンガンホさんの名演技をたっぷりと堪能できます。
他の出演者たちの真に迫る演技も素晴らしく、法廷シーンは手に汗握るハラハラ感で見応えがあるようです。
『パラサイト半地下の家族』も実話なの?
ポンジュノ監督「パラサイト」、日本で累積観客数329万人、興行収入45億円(約506億ウォン)を記録 pic.twitter.com/gtEenihscO
— keitadj (@keitadj3) March 31, 2020
さて、ソンガンホさん主演で第92回アカデミー賞で作品賞など最多の4部問を受賞した映画「パラサイト半地下の家族」は実話を元に作られているのでしょうか?
結論からいうと「パラサイト半地下の家族」は、フィクションです。
しかし、韓国の貧富の格差をテーマにしており、多くの韓国人が半地下に住んでいるという面ではリアリティある作品でしょう。
ポン・ジュノ監督が「ネタバレ禁止のお願い」をしているので、あらすじなどの情報は伏せておきますね!
まとめ
ソンガンホさんの出演映画で実話を元にした3作品について紹介していきました。
実話をモチーフにしているだけあり、重苦しく明るい話ではありませんが、どの作品を社会的テーマ性が高く見応えたっぷりです。
ぜひ、まだ視聴されていない作品があればチェックして見てくださいね。